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第19章 M Lesson ６回目

ハヤトは腰を動かすのを止めて上体を起こし

「琴海、一旦抜いて後ろ向きな」

「分かった…」

取り敢えず言われた通りにハヤトの俺様を抜くのに腰を浮かすと、ニュルっとした感触に少しだけゾクッとしてしまう。

跨っていた腰から脚を退かしハヤトに背中を向ける。

「腕を背中に回して」

どんな状態になるかよく分かっていないまま、ハヤトの指示に従うしかなくて、腕を後ろに回すと

シュル…シュル…グイッ！

ハヤトは手早く、私の両手首を縛り上げた。

「ちょっと！何するのよ！」

慌てて叫ぶと

「ははっ！だって『理非知らず』やるんだから準備してるんだろ！」

さも楽し気に言ってくる。

「え…手首…縛るの…」

「クックック…だからちゃんと…覚えろって言っただろ…」

喉を震わせて笑い、後ろから肩に顎を乗せてきた。

やっぱり…ハヤトはこのパターンなんだ…。

「だったら…最初に説明してよ…」

ワタリも強引だったけど、プレイ自体は無理はなかった…。
ここが四天王との格の違いなのかもしれないけど…。 

でも…そんなこと言ったとしてもハヤトに通じる訳もなく…

「言う訳ないじゃん！遅かれ早かれいつかはやらなきゃなんね〜だろ！」

そう言って今度は長めの紐を取り出してきた。