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ラブカルチャースクール 2
第19章 M Lesson 6回目
「はい…これで宜しいかと…」

「ひゃ…い……あっ…」

ヤナセの手が離れた途端、脚から力が抜けていき、フラッと前に倒れそうになった。

「琴海様っ!」

咄嗟にヤナセの腕が身体に絡み付いて、胸の中に引き寄せてくれたが…

うきゃぁぁぁぁぁっ!

余計、頭がクラクラしてしまう。

そんな私の心情を知ってか知らずか、ヤナセは心配そうに顔を覗き込んできて

「琴海様…また貧血でらっしゃいますか?」

憂いで色っぽい顔を至近距離に、突き付けてくる。

「ふぐぅ…」

頭が沸騰して、吐血しそうな気分です!

「ふぐぅ…?取り敢えず座りましょうか…」

ヤナセは首を傾けながら、ポッスン!と私をソファーに座らせてくれた。

「気持ち悪くはないですか?」

私の状態を心配そうに聞いてきて、細めるヘーゼルの瞳が眩し過ぎて、視線を背ける様に頭を項垂れ

「大丈夫です…」

「そうですか…今日もタクシーを使われた方が宜しいかと思われますが…」

貴公子ヤナセ様に従うまでだった。

「はい…お願いします…」

「畏まりました…手配は済んでおりますので…」

「はい…」

流石でございますね…。
でも、これでやっと終わっ…

てなかった!

 
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