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ラブカルチャースクール 2
第20章 Lesson 妄想
普段無関心なのに、前回のキスマークといい、妙な事だけ目ざとい。

「こ…これは…バイトでちょっとぶつけちゃって…」

物凄い苦しい嘘…

キスマークの時は引っ掻いたでは誤魔化せなくて、キレた旦那に何度も犯されて監禁までされてしまったけど、今回は何もしてこないだろう。

そして案の定…

「バイトで?如何わしいバイトでもしてるんじゃないだろうな?」

「な…如何わしいって…」

まさかそんな風に言われるとは思わなかった。

旦那は眉間に皺をよせ、怪訝な面持ちで

「手首にこんな痣…変だろ…」

確かにそうだけど…
実際はレッスンで縛られた訳だし…
でも…

「もしそうだったとしても…あなたにはもう関係ないでしょ!」

腹立たしさも合間って、キツく言い返してしまった。

私の態度に旦那は明らかに不機嫌な顔になり

「一応まだ籍は入ってるんだから、変な事するなよ!」

そう言い放つとプイッと顔を背け、スタスタと部屋に行ってまい

バッタンッ!

怒り任せにドアを閉めた。

「はい?なんなの…」

旦那が何考えているか、全くもって分からない…。

向き合おうにも向き合って貰えない…。

離婚を早く成立させないと、ラブカルを卒業も出来ない。

「はぁ…どうしよう…」

前途多難とは、正にこの事だ…。

「レポート…書かなきゃ…」

力なく椅子に腰掛けタブレットをボンヤリと見やる。


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