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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
でも…
「綺麗事かもしれませんが…私は…二人に和解して貰いたいんです…」
セイジにも…
ハヤトにも…
憂いなくラブカルの講師として頑張って貰いたいから…。
「琴海様のお気持ち…有難く思います…。ただスクールとしましては…生徒に私情持ち込むのは講師としての規定違反なので、また琴海様に何かした場合は容赦なく言及しなければなりませんので…」
「規定…違反…」
つまり…私情は『タブー』なんだ。
「分かりました…」
ヤナセは珍しく神妙な面持ちで
「マスターのシステム的に、どうしてもアトランダムに選抜されてしまいますので…私もよくよく気を付けて参ります…」
「分かりました…ヤナセさんにいつも迷惑かけて…すみません…」
ハヤトに同じ事させない様に…私自身も毅然としないとだ…。
俯き加減で強張ってる私にヤナセは、口元を綻ばせ
「クスクス…琴海様は優しいですね…」
いつも優しい笑顔を差し向ける。
「へ…そんな事…」
「講師としても楽しみです…」
ドキン…
ヤナセは本当に…期待してくれているんだ…。
プルルルルル…
レッスンが始められる合図。
「頑張ります…」
ヤナセの期待に…応えられる講師を目指したい。
「琴海様…レッスンの準備が整いました…どうか気構えずに…」
少し意味深だが、ヤナセの微笑はやっぱり麗しかった。
「綺麗事かもしれませんが…私は…二人に和解して貰いたいんです…」
セイジにも…
ハヤトにも…
憂いなくラブカルの講師として頑張って貰いたいから…。
「琴海様のお気持ち…有難く思います…。ただスクールとしましては…生徒に私情持ち込むのは講師としての規定違反なので、また琴海様に何かした場合は容赦なく言及しなければなりませんので…」
「規定…違反…」
つまり…私情は『タブー』なんだ。
「分かりました…」
ヤナセは珍しく神妙な面持ちで
「マスターのシステム的に、どうしてもアトランダムに選抜されてしまいますので…私もよくよく気を付けて参ります…」
「分かりました…ヤナセさんにいつも迷惑かけて…すみません…」
ハヤトに同じ事させない様に…私自身も毅然としないとだ…。
俯き加減で強張ってる私にヤナセは、口元を綻ばせ
「クスクス…琴海様は優しいですね…」
いつも優しい笑顔を差し向ける。
「へ…そんな事…」
「講師としても楽しみです…」
ドキン…
ヤナセは本当に…期待してくれているんだ…。
プルルルルル…
レッスンが始められる合図。
「頑張ります…」
ヤナセの期待に…応えられる講師を目指したい。
「琴海様…レッスンの準備が整いました…どうか気構えずに…」
少し意味深だが、ヤナセの微笑はやっぱり麗しかった。