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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
講師の間で、セイジとハヤトの確執の理由をどこまで知られているんだろう。

もしワタリが理由を知っていたとしても…
そこに私が巻き込まれた理由までは伝えない方がいいと思った。

「えっとですね…スタンダードコースの時にですね…担当して貰った講師だったので…ちょっとテンションが上がったと言いますか…」

ワタリはイーグルアイを鋭く光らせ

「セイジ…か?」

ドックン…

いきなり…直球を投げてきた。

「いや…その…」

動揺し過ぎて、なんて返せばいいのか解らない…

それに何を言っても見透かされそうだ…

まるで…ヤナセみたいに…。

「有名だからな…」

「そんな…有名になってるんですか…
?」

どうしよう…いつの間にそんな事になってしまっていたんだろう…
もしかしてセイジの研修は…研修と言う名の処罰とか!?

悪い妄想が一気にグルグルと、脳内を駆け巡りだす。

「あぁ…ハヤトがスクールに来た時から…セイジを目の敵にしていたからな…セイジ絡みの生徒にちょっかい掛けているのは有名だ…」

「あ…そういう…事か…」

ホッとしている私にワタリは不機嫌そうに眉間に皺を寄せ

「特にチビはセイジに気にられていたから…尚更だろ…」

そう言って、一気にアールグレイを飲み干した。


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