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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
「じゃぁ…ラブカル島は存在してないんですね?」
「いや…島は所有している…時たま研修旅行で使う事がある…」
やっぱり島あるんだ!
てか、研修ってなにするの!?
「そうなんですか…」
でも…ちょっとホッとした。
「講師も人間だ…それでも諦めきれない場合もある…その時は執行期間が設けられる…」
「執行…期間…」
ワタリは紅色の液体を半分まで飲み
「3年…3年間、一切相手との連絡を断ぜられる…」
ドックン…
「3年間…経ったら…許されるんですか…?」
「あぁ…そうだ…」
ドックン…ドックン…
それなら私にも…希望があるかもしれないんだ。
「実際…それで結ばれた方…いるんですか?」
ワタリは、自分の手の中で小さく見えるカップをジッと見詰め
「いない…ゼロだ…」
「ゼロ…」
嘘…誰も…いないの…。
残りの液体を一気に飲み干した。
「3年も音信不通で会えないとな…冷静になるもんだ…生徒はレッスンで優しくされただけ…スクールの雰囲気に飲まれただけ…講師は単に同情だっただけってな…」
「そんな…」
『タブー』の裏側の現実は…
なんとも後味が悪く感じてしまいそうだった。
だけど…
「いや…島は所有している…時たま研修旅行で使う事がある…」
やっぱり島あるんだ!
てか、研修ってなにするの!?
「そうなんですか…」
でも…ちょっとホッとした。
「講師も人間だ…それでも諦めきれない場合もある…その時は執行期間が設けられる…」
「執行…期間…」
ワタリは紅色の液体を半分まで飲み
「3年…3年間、一切相手との連絡を断ぜられる…」
ドックン…
「3年間…経ったら…許されるんですか…?」
「あぁ…そうだ…」
ドックン…ドックン…
それなら私にも…希望があるかもしれないんだ。
「実際…それで結ばれた方…いるんですか?」
ワタリは、自分の手の中で小さく見えるカップをジッと見詰め
「いない…ゼロだ…」
「ゼロ…」
嘘…誰も…いないの…。
残りの液体を一気に飲み干した。
「3年も音信不通で会えないとな…冷静になるもんだ…生徒はレッスンで優しくされただけ…スクールの雰囲気に飲まれただけ…講師は単に同情だっただけってな…」
「そんな…」
『タブー』の裏側の現実は…
なんとも後味が悪く感じてしまいそうだった。
だけど…