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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
私とセイジは…違うと思いたい…。
確かに私はラブカルに来るまでは、セイジを知らなかったけど…
セイジは2年前から私の事を覚えていてくれた。
ヤナセがどんな改正案を出したかは、まだ分からないけど…
もし…可能性が1%でもあるのなら…
私は何年掛かっても、その奇跡を信じたい…
胸元のチャームに手を添え、指先でなぞる。
呆然と空を見据えている私に、ワタリは横目で見やり
「チビ…なんで『掟』があるか解るか?」
「え…なんでかって…」
そう言えば…なんでそんなに厳しいんだろ?
「常識だ…基本的に生徒には旦那や恋人がいるところから悩みが発生して、スクールに通い出す…スクールの目的が性生活の面でサポートする事である限り…それを否定することをスクールがしていい訳ないだろ…」
ズッキン…
「はい…そう…ですよね…」
そっか…とても単純な事なんだ。
私もそうだったけど…
精神的に不安定な状態で、優しくされたら恋愛感情に近いものが生まれ易くなるんだろう…
だから、そうならない様に先ずは講師の意識を徹底させていくんだ。
セイジは…どんな気持ちでいたんだろうか…
もしかして…私がマスターに進むのを望んでなかったのかもしれない…
時たま見せていた苦しそうな表情は…
私を受け入れない様にしていたのかな…。
モヤモヤと胸の中が真っ黒な雲が立ち込め、一気に涙が溢れ出した。
確かに私はラブカルに来るまでは、セイジを知らなかったけど…
セイジは2年前から私の事を覚えていてくれた。
ヤナセがどんな改正案を出したかは、まだ分からないけど…
もし…可能性が1%でもあるのなら…
私は何年掛かっても、その奇跡を信じたい…
胸元のチャームに手を添え、指先でなぞる。
呆然と空を見据えている私に、ワタリは横目で見やり
「チビ…なんで『掟』があるか解るか?」
「え…なんでかって…」
そう言えば…なんでそんなに厳しいんだろ?
「常識だ…基本的に生徒には旦那や恋人がいるところから悩みが発生して、スクールに通い出す…スクールの目的が性生活の面でサポートする事である限り…それを否定することをスクールがしていい訳ないだろ…」
ズッキン…
「はい…そう…ですよね…」
そっか…とても単純な事なんだ。
私もそうだったけど…
精神的に不安定な状態で、優しくされたら恋愛感情に近いものが生まれ易くなるんだろう…
だから、そうならない様に先ずは講師の意識を徹底させていくんだ。
セイジは…どんな気持ちでいたんだろうか…
もしかして…私がマスターに進むのを望んでなかったのかもしれない…
時たま見せていた苦しそうな表情は…
私を受け入れない様にしていたのかな…。
モヤモヤと胸の中が真っ黒な雲が立ち込め、一気に涙が溢れ出した。