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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
キュン…

普段は怖いワタリだけど、今はこの広い胸の中が凄く…安心できた。

我慢しなきゃいけないのに、次々に涙が溢れてきてしまう。

「ふぅ…ひっく…うぅ……」

「………」

ワタリは無言のまま頬を私の頭に寄せて、子どもをあやすみたいに背中をポンポンと軽く叩いている。

コウセイの『ぎゅうぅぅ』ほどキツくはない…
そっと包み込むその腕は…
温かくて…

優しい…。

背中に回した手で、しがみ付くようにワタリのスーツを掴む。

「すみ…ましぇん…」

鼻声で謝るとワタリは、さっきのハンカチを鼻に当ててきて

「かめ…」

鼻をかまそうとしてきた。

「へ…いや…汚れるんで…ティッシュを… 」

「構わないから…苦しいだろ…」

キュン…

優しくされると…余計泣けてきます〜!

「ひっく…ずびば…ぜん…」

「ふっ…顔めちゃくちゃだな…」

そう言って微笑んだワタリは…
初めて会った時に見せた笑顔と同じだった。  

ハンカチ越しに鼻を摘ままれ…結局… 

ズビィィィ〜!

鼻をかまされた…。

「スッキリしたか?」

「ひゃい…しました…」

ご丁寧に鼻の下まで拭いてくれる。

まさかワタリにこんな事をさせてしまうとは…
本当に今日だけにしておきたい。


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