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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
ゴクリ…

溺れながら水が口の中に入ってたのか、何やら液体を飲み込んだ。

でも喉が潤って、生きた心地がする。

水面に出れたと思って、目一杯に息を吸い込んだ

「ぷっはぁ~!助かったぁ~!…あれ?」

水の中と思ったら…

私はレッスン室のベッドの上だし…
挙げ句…

「溺れる夢…見てただろ…」

イーグルアイがジッと、見下ろしてくる。

「あれ…ワタリ…さん?」

「一応…そうだが…」

そう…逞しい腕にガッチリ上体を支えられていて

「私…今海水飲みませんでした?」

「海水?これはスポーツドリンクだが?」

ワタリの手には、やや白濁とした液体が入ったコップが握られていた。

て…ことは…

「私これ…飲みました?」

「あぁ…飲ませた…かなり疲労していたからな…」

「そうですか…」

やっぱりこういう事まで、機転が利くんだなぁ…。

コップをガン見しながら感心していると

「まだ飲むか?」

目の前に差し出された。

そう言われれば喉がカラカラだ。

お茶をあんなに飲んでたのに…

「頂きます…」

コップを受け取ろうと手を伸ばしたが、渡してくれず

「やっぱり…まだ無理か…」

「はい?」

ワタリを見上げると、眉間に皺を寄せて厳しい表情になっていた。


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