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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
ワタリは特に気にした風でもなく

「分かった…」

コップをサイドボードに置いた。

「じゃぁ…仕度します…」

思えばずっとワタリの腕の中に抱えられた状態だ。

身体を起こそうとすると、ワタリは無言で腕の力を緩めたが…

「あ…」

フラ〜リ…ポスンッ!

目眩がしてワタリの腕からマットの上に転がり落ちた。

「うぅ…動けない…」

「こういう状態だが…どうする?」

「はい?どうするって?」

「シャワー浴びたいだろ…」

「はい…」

「でも、一人では無理だと思うが…」

「え…それって…」

「俺の責任だからな…手伝うしかないだろ…」

つまり……

「えぇっ!一緒に入るって事ですか!あぁ…」

いきなり大声だしたら、クラクラして、シーツに顔を埋める。

「重症だな…手伝うって言ってもシャワー持ってってやるくらいだが」

「はぁ…」

それでもワタリとあの狭いシャワールームは微妙だ…。

「いいです…今日はこのまま服着ます…」

帰ってからもお風呂入るし、ちょっと汗臭くても我慢しよう。

でも…ここで重大な問題に気付く…

「立てない…」

着替えに行きたくても、脚に力が全然入らない状態だった。


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