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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
「ほら…持て!」
「あっ!はいっ!」
バックと靴を受け取ると両手が塞がって、ワタリの首にしがみ付く羽目になる。
スーツ越しでもワタリの背筋の硬さが、密着する胸に伝わってきた。
ワタリは控え室のドアの前で立ち止まり
「背伸びしなくていい…でも、努力はしろ」
「は、はい!」
脚を支える腕に力が込められ…
「チビの人生は…チビだけのものだ…誰も代わってやれない…ただ悔いなく生き抜け」
『悔いなく』…
ドックン…
鼓動が高鳴る。
目に映るのは…ワタリの頭だけで、どんな顔で言っているか全然分からないし…
ワタリがどんな風に生きて来たかも知らないけど…
この広い背中と力強い腕は…
とても熱く感じた…。
モデル並みの背丈とスタイル…
でも凄く無骨で…
繊細…
そんなワタリなりの励ましが…
妙に嬉しく思えた…。
ラブカルに通うまでは、悔いばかりの人生だった。
変わりたくて通い出したスクールで…
『悔い』だけは残したくないと思った。
「はい…精一杯…頑張ります…」
ワタリは一拍間を置いて、ドアノブに手を掛ける。
「…行くぞ…」
「はい」
ガチャリ…
ドアが開くと目の前にヤナセが…
居なかった。
「あっ!はいっ!」
バックと靴を受け取ると両手が塞がって、ワタリの首にしがみ付く羽目になる。
スーツ越しでもワタリの背筋の硬さが、密着する胸に伝わってきた。
ワタリは控え室のドアの前で立ち止まり
「背伸びしなくていい…でも、努力はしろ」
「は、はい!」
脚を支える腕に力が込められ…
「チビの人生は…チビだけのものだ…誰も代わってやれない…ただ悔いなく生き抜け」
『悔いなく』…
ドックン…
鼓動が高鳴る。
目に映るのは…ワタリの頭だけで、どんな顔で言っているか全然分からないし…
ワタリがどんな風に生きて来たかも知らないけど…
この広い背中と力強い腕は…
とても熱く感じた…。
モデル並みの背丈とスタイル…
でも凄く無骨で…
繊細…
そんなワタリなりの励ましが…
妙に嬉しく思えた…。
ラブカルに通うまでは、悔いばかりの人生だった。
変わりたくて通い出したスクールで…
『悔い』だけは残したくないと思った。
「はい…精一杯…頑張ります…」
ワタリは一拍間を置いて、ドアノブに手を掛ける。
「…行くぞ…」
「はい」
ガチャリ…
ドアが開くと目の前にヤナセが…
居なかった。