この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
ワタリの背中を見送ったヤナセは、いつもの麗しい笑顔で振り向き

「琴海様…大変お疲れになられたご様子で…タクシーの手配は済んでおりますので、気兼ねなくご利用下さい」

毎度の事ながら恐縮で、スカートの裾を握って肩を窄め

「すみません…毎回…」

「何度も申しますが…お気になさらずとも大丈夫ですよ…マスターコースでは良くある事ですので…今、お茶を用意してきますね」

「有難うございます…」

そっか…こんな風に足腰立たなくなるの私だけじゃないんだ…。

…それも何か複雑な気分だけど…。

しばらくすると紅茶の芳ばしい香りと共に、ほのかに甘い匂いがしてきて…

「また…スコーンですが、お疲れでしたら甘い物の補給など…」

白いお皿の上には、プレーンとクランベリーのスコーンがクリーム付きで、可愛らしく載せられたいた。

「わぁ〜!有難うございます!正直お腹ペコペコです!このクリームまたヤナセさんが作ってくれたんですか?」

ヤナセはティーポットに綺麗な指を添えて、カップに紅茶を注いでくれながら

「はい…今回はちゃんと生クリームですよ…ワタリがレッスン前に買ってきてくれました…」

「あ…あれ…」

スーパーに行ったのは、生クリームを買いに行ったんだ。

「すみません… わざわざ…」

「いえ…このスコーンを持って来たのがワタリ本人なんで…昨日マスターのお店に行った様ですよ…」

嵐の前の森の様に…胸がザワザワする…。

「昨日…お店に来たんですか…」

「その様ですね…琴海様…」

ヤナセはヘーゼルの瞳を妖艶に揺らし…
ジッと私の顔を見据えてきた。


/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ