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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
ワタリの背中を見送ったヤナセは、いつもの麗しい笑顔で振り向き
「琴海様…大変お疲れになられたご様子で…タクシーの手配は済んでおりますので、気兼ねなくご利用下さい」
毎度の事ながら恐縮で、スカートの裾を握って肩を窄め
「すみません…毎回…」
「何度も申しますが…お気になさらずとも大丈夫ですよ…マスターコースでは良くある事ですので…今、お茶を用意してきますね」
「有難うございます…」
そっか…こんな風に足腰立たなくなるの私だけじゃないんだ…。
…それも何か複雑な気分だけど…。
しばらくすると紅茶の芳ばしい香りと共に、ほのかに甘い匂いがしてきて…
「また…スコーンですが、お疲れでしたら甘い物の補給など…」
白いお皿の上には、プレーンとクランベリーのスコーンがクリーム付きで、可愛らしく載せられたいた。
「わぁ〜!有難うございます!正直お腹ペコペコです!このクリームまたヤナセさんが作ってくれたんですか?」
ヤナセはティーポットに綺麗な指を添えて、カップに紅茶を注いでくれながら
「はい…今回はちゃんと生クリームですよ…ワタリがレッスン前に買ってきてくれました…」
「あ…あれ…」
スーパーに行ったのは、生クリームを買いに行ったんだ。
「すみません… わざわざ…」
「いえ…このスコーンを持って来たのがワタリ本人なんで…昨日マスターのお店に行った様ですよ…」
嵐の前の森の様に…胸がザワザワする…。
「昨日…お店に来たんですか…」
「その様ですね…琴海様…」
ヤナセはヘーゼルの瞳を妖艶に揺らし…
ジッと私の顔を見据えてきた。
「琴海様…大変お疲れになられたご様子で…タクシーの手配は済んでおりますので、気兼ねなくご利用下さい」
毎度の事ながら恐縮で、スカートの裾を握って肩を窄め
「すみません…毎回…」
「何度も申しますが…お気になさらずとも大丈夫ですよ…マスターコースでは良くある事ですので…今、お茶を用意してきますね」
「有難うございます…」
そっか…こんな風に足腰立たなくなるの私だけじゃないんだ…。
…それも何か複雑な気分だけど…。
しばらくすると紅茶の芳ばしい香りと共に、ほのかに甘い匂いがしてきて…
「また…スコーンですが、お疲れでしたら甘い物の補給など…」
白いお皿の上には、プレーンとクランベリーのスコーンがクリーム付きで、可愛らしく載せられたいた。
「わぁ〜!有難うございます!正直お腹ペコペコです!このクリームまたヤナセさんが作ってくれたんですか?」
ヤナセはティーポットに綺麗な指を添えて、カップに紅茶を注いでくれながら
「はい…今回はちゃんと生クリームですよ…ワタリがレッスン前に買ってきてくれました…」
「あ…あれ…」
スーパーに行ったのは、生クリームを買いに行ったんだ。
「すみません… わざわざ…」
「いえ…このスコーンを持って来たのがワタリ本人なんで…昨日マスターのお店に行った様ですよ…」
嵐の前の森の様に…胸がザワザワする…。
「昨日…お店に来たんですか…」
「その様ですね…琴海様…」
ヤナセはヘーゼルの瞳を妖艶に揺らし…
ジッと私の顔を見据えてきた。