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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
ヤナセの瞳は…まるで何かを見透かす様で…
少し…怖い…。

「は…い…」

ドキドキドキドキ…

妙な間が空いて、緊張感が高まる。

「生脚で…らっしゃいますね…足元、大丈夫でしょうか?」

んきゃぁぁぁ〜!!
早速ここにきたか〜別の意味で怖いわ!

「だだだ…大丈夫ですよ!最近ちょっと暖かいですし…」

「でも…夕方になると冷え込みますので…もし宜しければ私が…」
「今日は生脚の気分なんです!タクシーですし、全っ然問題ありません!!」
 
間髪入れずに、全力で断るとヤナセは

「プッ…クスクス…そんなに必死になられなくても…」

軽く握った手を口元に寄せて、肩を揺らせながら笑っていた。

もう〜!態と言ったんじゃなかろうか!
でも、本気で履かせそうだしな…。
 
少し唇を突き出しながら、スコーンにフォークを入れようとすると…

「あれ…刺さらない…」

力を入れてる筈なのに、逆に手からフォークが抜け落ちそうになった。

「琴海様…」

ヤナセも流石に怪訝な表情になって

「お気になさらず、手で直接お持ち下さい…」

「はい…」

ご丁寧に用意されているお絞りで手を拭いて、スコーンを掴むと…
スコーンを持った親指と人差し指が、小刻みに震え出した。


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