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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
衝撃で息が一瞬止まると、スコーンの欠片が喉を詰まらせ噎せ返ってしまう。

「ぐふっ!!ごほっ!おい…しぃ…げほっ!」

「クスクス…それは良かったです…はいお茶どうぞ…」

あぁ!敬語に戻った!!
なんだったんだ今の一瞬は!

てか、スコーン一つにこんな色気だだ漏れで食べさす人いないってば!!

紅茶を慌てて飲んで、何とか落ち着くと …

「琴海様…ストッキング…本当に宜しいですか?」

「へ……」

カップを咥えたまま固まる私に艶っぽく瞳を揺らしながら、ヤナセは最後のダメ押しをしてきた。

なんでまた聞いてくるんだろ…?

何か意味でもあるのか余計な憶測をしてしまいそうだけど、あの羞恥プレイはどうにも堪え難い。

「はい…大丈夫です…」

「本当に?」

ドッキン!

なななな何ですか!?

やはりここは、素直に任せた方がいいのかな…
いやいや…ヤナセの事だから簡単には済まない気がするし…。

ストッキング一足で、人生の選択肢くらい悩み込んでいると…

「プッ…クスクス…琴海様…そんなに頬張らなくても…」

「ほへ?んぐぐぐぅ〜!」

どうやら考え込みながら、黙々とスコーンを頬張っていた様だった。


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