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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
ヤナセは人差し指の背を顎に当て、麗しの貴公子スマイルを湛え

「まるでリスみたいですよ…まぁ可愛らしくて、琴海様にはお似合いですけど…クス…」

サラッと言ってのけるが、言われた方は無性に恥ずかしくなる。

「はぁ…ひゃりひょうほざいまふ…」

何て返せば良いのやら…
頬を押えてモグモグさせている間に、ヤナセは立ち上がって正面のソファーに座り直した。

軽く手を拭いて、ヤナセはパソコンの操作を始めた。

「琴海様…次のレッスンですが…いかがされますか?」

そうだ…次はどうしよう。

口の中のスコーンを飲み下しながら、考えていると

「今日はかなりお疲れですし…琴海様は少々カリキュラムの進行が他の方より早めですので、少し間を置かれてみますか…」

「はい…」

ヤナセの言う通り…早く資格が欲しくて、テンポを早めにしていた。

その上最近はセイジの事もあったから、ハヤトの時に日にちを詰めていたし…

色んな意味で、疲れているかもしれない。 

「そうですね…じゃぁ…少し日にちを空けてみます…来週…実技でお願いします…」

ヤナセは優しく微笑み返してくれ

「畏まりました…一週間後…実技で承ります…」

カタカタカタカタ…

毎回軽快に弾くキーボードの音が耳を心地良く撫でていく。

ヤナセの華麗な指さばきをボンヤリと見詰める。

そうだ…ちょっと心身共に…疲れているのかも…。

一息ついてスコーンを一欠片食べると、クランベリーの甘酸っぱさと生クリームまろやかさが口の中で絶妙に絡みあった。


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