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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
本当にこの人は…プロ意識が高いんだな…。
「はい…すみません…」
少し俯いて荷物の籠の取っ手を持つ手に力が入る。
私たちの短いやり取りを側で見ていたヤナセは
「琴海様…お手の籠出前の荷物でらっしゃいますよね?」
「あっ…はいっ!直ぐにお茶を入れますので!」
「クス…ラタン籠を持っている姿が、童話に出てきそうなお姿でしたので、可愛らしく思えて…湯はそこのポットに用意しておりますので使って下さい…」
「有難う…ございます…」
ヤナセの言葉に、顔がポッポッと熱くなってしまう。
なんでこんなキザっぽい台詞が、嫌味に聞こえず似合ってしまうんだろうか!
別の意味で顔を伏せて二人から少し離れた所に用意されているポットの場所に行き、お茶を入れる準備に入った。
籠の中には店長が支度してくれた、ブルーマウンテンの粉とアールグレイの茶葉。
奥さんがオマケで入れてくれたであろう、キャラメルスコーンと生クリームも入っていた。
中身を見ただけで、なんだかピクニック気分になってくる。
机にはポット以外にも、ドリッパーやティーポットと一式揃えられていた。
カップをお湯で温めたりと準備に入ったが…
ちょっと不思議に思えた。
「はい…すみません…」
少し俯いて荷物の籠の取っ手を持つ手に力が入る。
私たちの短いやり取りを側で見ていたヤナセは
「琴海様…お手の籠出前の荷物でらっしゃいますよね?」
「あっ…はいっ!直ぐにお茶を入れますので!」
「クス…ラタン籠を持っている姿が、童話に出てきそうなお姿でしたので、可愛らしく思えて…湯はそこのポットに用意しておりますので使って下さい…」
「有難う…ございます…」
ヤナセの言葉に、顔がポッポッと熱くなってしまう。
なんでこんなキザっぽい台詞が、嫌味に聞こえず似合ってしまうんだろうか!
別の意味で顔を伏せて二人から少し離れた所に用意されているポットの場所に行き、お茶を入れる準備に入った。
籠の中には店長が支度してくれた、ブルーマウンテンの粉とアールグレイの茶葉。
奥さんがオマケで入れてくれたであろう、キャラメルスコーンと生クリームも入っていた。
中身を見ただけで、なんだかピクニック気分になってくる。
机にはポット以外にも、ドリッパーやティーポットと一式揃えられていた。
カップをお湯で温めたりと準備に入ったが…
ちょっと不思議に思えた。