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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
ドアが閉まって、ラウンジに降り始める。

久々の二人っきりのエレベーター。

初めてラブカルに来た時みたいに、ドキドキしてしまう。

折角会えたんだから、何か話さないと…。

一番聞きたい事が口に出せないでいると、先に話しを切り出したのはセイジの方だった。

「ヤナセにさ…言われたんだ…」

「え…ヤナセが?」

ドッキン…ドッキン…

今日はなんだか心臓に悪い日だなぁ。

セイジは手に持った籠を少し持ち上げて

「赤ずきんちゃんがお使いに来たみたいなんで、帰りのオオカミが心配ですから…って」

「オオカミって…まだ外もそんなに暗くないし…」

やっぱりヤナセ…いつでもそんな台詞が吐けちゃうのね…。

「うん…でも…俺はいつでも…心配だし…」

ドッキン!

目を見開いてセイジを見上げると…
甘くて切ない視線が降ってきた。

「本当…?」

本当に…セイジはいつも私の事、気にしてくれてるの?

「うん…だって琴海…無茶しちゃうから…」

あぁ…そういう意味か…。

「ごめんなさい…」

唇を少し尖らせて謝る。

「話しをさ…しっかり聞いてあげろって…」

「話しを……ヤナセが?」

気配り上手なヤナセらしいな…
と思ったら…

「いや…ワタリが…」

「ワタリ…が…」

なんでワタリがセイジに、そんな事を言ったんだろうか…

胸の暗雲は益々広がっていった。


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