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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
チーン!
エレベーターがエントランスに着いて、二人で並びながらお店に向かって歩き出す。
お店までは歩いて20分程度の距離だけど、その短い間にも通りすがる女性の目線が、私をスルーしてセイジに向けられていくのを感じる。
うぅ…旦那ではこんな事ないもんね…
流石セイジだ。
何となく不釣り合いな気がして、余計下を向いてしまうと
「琴海…何か俺に話しあるかな?」
早速、本題に入って来た。
慌てて見上げると、目を細め小さく微笑むセイジの優しい眼差しがあった。
「話しって…」
色々話したい気もするけど…
何から話せばいいのか分からない。
「ヤナセも凄い心配してたよ…マスターに入ってから体調が不安定みたいだから…」
「そう…皆に心配させちゃってるんだね…」
「健康状態の管理もヤナセは役割だからね…まぁ…ヤナセだから安心して任せられるけど…」
『任せられる』…
私の進む先の未来に、本当にセイジは居てくれるのだろうか…?
一気に不安が広がって、足が前に進まなくなってしまった。
「琴海?」
急に止まった私にセイジは不思議そうに名前を呼ぶ…
『話しをさ…しっかり聞いてあげろって…』
ワタリがどんなつもりでセイジにそう言ったかは分からないけど…
セイジは…私の気持ちを受け止めてくれるだろうか?
エレベーターがエントランスに着いて、二人で並びながらお店に向かって歩き出す。
お店までは歩いて20分程度の距離だけど、その短い間にも通りすがる女性の目線が、私をスルーしてセイジに向けられていくのを感じる。
うぅ…旦那ではこんな事ないもんね…
流石セイジだ。
何となく不釣り合いな気がして、余計下を向いてしまうと
「琴海…何か俺に話しあるかな?」
早速、本題に入って来た。
慌てて見上げると、目を細め小さく微笑むセイジの優しい眼差しがあった。
「話しって…」
色々話したい気もするけど…
何から話せばいいのか分からない。
「ヤナセも凄い心配してたよ…マスターに入ってから体調が不安定みたいだから…」
「そう…皆に心配させちゃってるんだね…」
「健康状態の管理もヤナセは役割だからね…まぁ…ヤナセだから安心して任せられるけど…」
『任せられる』…
私の進む先の未来に、本当にセイジは居てくれるのだろうか…?
一気に不安が広がって、足が前に進まなくなってしまった。
「琴海?」
急に止まった私にセイジは不思議そうに名前を呼ぶ…
『話しをさ…しっかり聞いてあげろって…』
ワタリがどんなつもりでセイジにそう言ったかは分からないけど…
セイジは…私の気持ちを受け止めてくれるだろうか?