この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
チーン!

エレベーターがエントランスに着いて、二人で並びながらお店に向かって歩き出す。

お店までは歩いて20分程度の距離だけど、その短い間にも通りすがる女性の目線が、私をスルーしてセイジに向けられていくのを感じる。

うぅ…旦那ではこんな事ないもんね…
流石セイジだ。

何となく不釣り合いな気がして、余計下を向いてしまうと

「琴海…何か俺に話しあるかな?」

早速、本題に入って来た。

慌てて見上げると、目を細め小さく微笑むセイジの優しい眼差しがあった。

「話しって…」

色々話したい気もするけど…
何から話せばいいのか分からない。

「ヤナセも凄い心配してたよ…マスターに入ってから体調が不安定みたいだから…」

「そう…皆に心配させちゃってるんだね…」

「健康状態の管理もヤナセは役割だからね…まぁ…ヤナセだから安心して任せられるけど…」

『任せられる』…

私の進む先の未来に、本当にセイジは居てくれるのだろうか…?

一気に不安が広がって、足が前に進まなくなってしまった。

「琴海?」

急に止まった私にセイジは不思議そうに名前を呼ぶ…

『話しをさ…しっかり聞いてあげろって…』

ワタリがどんなつもりでセイジにそう言ったかは分からないけど…

セイジは…私の気持ちを受け止めてくれるだろうか?


/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ