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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
元々私は、人とちゃんと向き合えないのかもしれない…

旦那とだって、何とかしようと努力したのにいつも無関心で…
今じゃずっと、逃げられている。

加えて最近のセイジの行動は、何を考えているのか全然分からなくって…

不安で…不安で…仕方なかった…。

唇を噛んで、泣きそうな気持ちを堪えながら

「本当に…話し…聞いてくれる?」

セイジは一人分くらい空いていた距離を一歩縮め

「うん…琴海の話しならちゃんと聞くよ…」 

キュン…

あぁ…その言葉だけで、胸が熱くなってくる。

「立ち話もなんだけど…どこか二人で入るのも出来ないしな…」

セイジは落ち着いて話せそうな場所を考えているみたいだが、流石ラブカルに近いこの街で二人っきりはまずい。

「セイジ…バイトのお店でいいかな?」

四天王指定の奥の席なら、大声で話さなければカウンターにも聞こえないだろう。 

「いいけど…バイト中でしょ?」

「うん…大丈夫…店長にも少し時間貰うから…」

「そっか…分かった…」

ニコッとセイジは微笑んでくれたけど…

私はずっと胸がモヤモヤしてしまっていて…
緊張なのか…
不安なのか…

自分でも良く分からなくなってきそうだった。


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