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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
カラ〜ンコロ〜ン

「ただいま戻りました…」

ドアの隙間から覗き込ように、ソロソロと入ると 

「あっ!琴海ちゃんお帰り〜お使い有難うね…おや〜お土産付きかい?」

店長はニコニコ笑って、私とセイジを迎え入れてくれた。

「こんにちは…ヤナセに琴海さんを送るように申しつかりまして…」

セイジはずっと持っていてくれた籠を店長に渡した。 

「そうかいそうかい!わざわざ有難うね〜君、以前ヤナセくんと来てくれた子だよね〜?」

「はい…覚えていて下さったなんて嬉しいです…」

あぁ…やっぱり…
以前店長が言っていた男性は、セイジだったんだ。

「店長…ヤナセさんから頂いたお代は籠の中に入ってます…丁度用意してくれたみたいです…」

「丁度…ね〜」

店長は封筒の中身を確認すると小さく微笑み

「えっと…君は…」

「里仲です!」

「うんうん…里仲くん、良かったらお茶でも飲んでいってよ〜琴海ちゃんも一緒にお茶するかい?」

少し時間を貰おうと思っていたら、店長から休憩を言い出してくれた。

「はい!すみません!頂きます!」

「じゃぁ〜今お茶淹れるから席に座っててね〜」

「有難うございます…」

店長のほんわかとした笑顔に、気持ちが和んでいった。


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