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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
「セイジ…一人で背負うとしてるの?だから…遠くに行っちゃうの?」
セイジは優しく微笑みながら、ポケットからハンカチを取り出した。
ガタ…
椅子を引いて、セイジはテーブル越しにハンカチで涙を拭ってくれながら
「琴海…大丈夫だから…琴海が講師になるの待ってるから…」
トックン…
雲の切れ間から、光が射してくる。
「ひっく…本当…一緒に…働ける?」
「ははは…そうだね!そしたら皆でランチでも食べに行こうか〜」
「ふ…うん…行くぅ〜!」
本当は二人っきりで食べたいけど、我慢するもん!
パァァァァっと、心に晴れ間が見えてきそうになったが…
「ただね…琴海がマスター卒業するまで…俺も成長しておきたいからさ…」
まだセイジは少し、思い詰めて表情だった。
「うん…」
「少しの間…会えないけど…お互い頑張ろう…」
「う…ん…頑張る…」
きっとセイジも色々悩んで出した答えがあるんだろう…
でも…今のセイジの言葉を信じて行こうと思った。
私が落ち着いてくると、セイジは
「琴海…ネックレス貸してくれるかな…」
「ネックレス…?ちょっと待って…」
手を首の後ろに回し、留め金を外す。
「はい…」
急にどうしたのか気になったが、セイジは指に挟んだハープをそっと唇に押し当てた。
セイジは優しく微笑みながら、ポケットからハンカチを取り出した。
ガタ…
椅子を引いて、セイジはテーブル越しにハンカチで涙を拭ってくれながら
「琴海…大丈夫だから…琴海が講師になるの待ってるから…」
トックン…
雲の切れ間から、光が射してくる。
「ひっく…本当…一緒に…働ける?」
「ははは…そうだね!そしたら皆でランチでも食べに行こうか〜」
「ふ…うん…行くぅ〜!」
本当は二人っきりで食べたいけど、我慢するもん!
パァァァァっと、心に晴れ間が見えてきそうになったが…
「ただね…琴海がマスター卒業するまで…俺も成長しておきたいからさ…」
まだセイジは少し、思い詰めて表情だった。
「うん…」
「少しの間…会えないけど…お互い頑張ろう…」
「う…ん…頑張る…」
きっとセイジも色々悩んで出した答えがあるんだろう…
でも…今のセイジの言葉を信じて行こうと思った。
私が落ち着いてくると、セイジは
「琴海…ネックレス貸してくれるかな…」
「ネックレス…?ちょっと待って…」
手を首の後ろに回し、留め金を外す。
「はい…」
急にどうしたのか気になったが、セイジは指に挟んだハープをそっと唇に押し当てた。