この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
「セイジ…一人で背負うとしてるの?だから…遠くに行っちゃうの?」 

セイジは優しく微笑みながら、ポケットからハンカチを取り出した。

ガタ…

椅子を引いて、セイジはテーブル越しにハンカチで涙を拭ってくれながら

「琴海…大丈夫だから…琴海が講師になるの待ってるから…」

トックン…

雲の切れ間から、光が射してくる。

「ひっく…本当…一緒に…働ける?」

「ははは…そうだね!そしたら皆でランチでも食べに行こうか〜」

「ふ…うん…行くぅ〜!」

本当は二人っきりで食べたいけど、我慢するもん!

パァァァァっと、心に晴れ間が見えてきそうになったが…

「ただね…琴海がマスター卒業するまで…俺も成長しておきたいからさ…」

まだセイジは少し、思い詰めて表情だった。

「うん…」

「少しの間…会えないけど…お互い頑張ろう…」

「う…ん…頑張る…」

きっとセイジも色々悩んで出した答えがあるんだろう…
でも…今のセイジの言葉を信じて行こうと思った。

私が落ち着いてくると、セイジは

「琴海…ネックレス貸してくれるかな…」

「ネックレス…?ちょっと待って…」

手を首の後ろに回し、留め金を外す。

「はい…」

急にどうしたのか気になったが、セイジは指に挟んだハープをそっと唇に押し当てた。


/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ