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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
ヤナセは私に優しく微笑むと

「タクシーの所にいるから、セイジは琴海様を連れて来てくれ…」

「分かった」

ヤナセは店長たちに簡単に挨拶をして、優美な動作でスーツを翻して店を出て行った。

「琴海さん…立てる?」

「うん…多分…」

かなり落ち着いたし、ゆっくり立ち上がると少し目眩がするくらいだった。

「琴海ちゃん無理しないでね〜」

奥さんが私のバッグを持って来てくれる。

「すみません…ご迷惑お掛けして…」

「気にしなくていいから、ゆっくり休んで頂戴ね〜」

奥さんは本当に心配そうな顔で、私の頭を撫でてきた。

温かくて…優しい手…
まるでお母さんみたい…

「有難うございます…」

気持ちがホッコリする。

セイジが店長に

「あの…自分たちお代は幾らになりますか?」

飲んだお茶と、オムライスのお金を払おうとすると

「いや〜もう貰ってたから大丈夫だよ〜」

「え…貰ってた?誰か払ったんですか?」

セイジが不思議そうに確認する…

だって誰もまだ払っていない。

「さっきね〜出前の代金にね〜最後のアイスティー分まで貰ってたから〜もう必要ないよ〜」

「さっきの出前?」

あっ!ヤナセだ!!
さっきの封筒に丁度入ってるって言ってたけど、さっきワタリも飲んだアイスティー代まで入ってたとは!

てか、ここまでお見通しだったんでしょうか?

恐るべし…ヤナセ様。


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