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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
なんか凄い緊張してた分、拍子抜けしてしまう。

「そうですか…すみません本当に…ここまで送って頂いて…」

私も一礼すると

「お気になさらず…それより体調管理の方をお気を付けて下さい…なんでしたら、グループ内のメディカルを予約しておく事も出来ますので…」

医療関係もあるんだ…。
仕事辞めてから健康診断もしてないし…
ちゃんと健診とかした方がいいかも…。

「分かりました…後日またご相談しますので、その時は宜しくお願いします」

「畏まりました…まぁ一応講師になる時も健康診断は受けて頂きますが」

そう言って微笑むヤナセの言葉に

ドキン…

その日を望んでいいんだと…
胸が小さくときめいて…

「はい…」

視界がゆっくりと…

「では…失礼しま…琴海様っ!」

傾いた…。

ドサッ!

「え…」

手からすり抜けたバッグが通路に落ち…

私の身体は…

「はぁ…やはりお部屋の中まで失礼致します…」

「ひゃ…い…すみま…せん…」

しっかりヤナセの胸の中にキャッチされていた。

「では…お邪魔致します」

ヤナセはわたしの肩を抱き支えてくれながら、玄関に入る。

あと少しで家の中だと思ったら、一気に身体の力が抜け落ちたみたいだ。

「横になられた方が宜しいかと思うんですが…琴海様のお部屋はどちらになりますか?」

いよいよ部屋にまで、ヤナセを入れる事になってしまった…。


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