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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
「っ…!」

驚いて叫びそうになり、慌てて口を抑えた。

「おいっ!何するんだ!」

旦那の怒鳴り声から察するに、ヤナセが何かした様だ。

何が起きているの…?

ドアをそっと押してみると…

「え…ヤナセ…?」

なんと…ヤナセは壁に両手を付き、腕の中に旦那を囲っていた。

170センチくらいの旦那とはヤナセの方が10センチ程高くて、間近で若干見下ろされている。

旦那は間近で見るヤナセの眼光に、かなりビビっていた。

「ご安心下さい…旦那様…」

ヤナセは鼻先がくっ付きそうなくらいの旦那に顔を近付けていく。

「ちょ…君…何処を……」

「こういう…事です…」

何だ!なんだ!?

ヤナセの腕の中で股間を押し付けられ、旦那はモゾモゾして明らかに焦っているみたいだ。

更にヤナセは顔を傾け…唇を寄せ合おうとしていた。

なぁぁぁぁぁっ!!
ヤナセ!もしかして両刀使いだったの!?

流石の旦那も必死にあがらい

「止めろ!分かったから!」

思いっきりヤナセを跳ね除けた。

「はぁ…はぁ…」

髪を乱し真っ赤な顔の旦那に向かってヤナセは…

「私…こっちの趣味なんで…奥様より旦那様の方が好みですよ…」

普段見せる妖艶な微笑みが、一層怪しく見えた。


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