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ラブカルチャースクール 2
第22章 Lesson 一息
えぇぇっ!
ヤナセ…実は男色だったの…
って、訳ないか!
きっと旦那の気を逸らさせるのに、あえて男好きな演技をしてくれたんだろうけど…
あんなに旦那が真っ赤に焦った姿を見たのは正直初めてで、少し笑えてしまった。
「俺はそんな趣味ない!」
旦那は後退りしながら
「琴海っ!お客様に帰って貰いなさいっ!」
必死で一言怒鳴ると、自分の部屋にいそいそと入ってしまった。
ヤナセは何もなかった様に涼しい顔をして、こっちを振り向きいつもの麗しの貴公子スマイルで
「おや?琴海様…まだお着替えされてませんでしたか?」
旦那に聞こえない様に小声で言ってきた。
旦那の事より、パジャマですか!?
ヤナセは流石の余裕だけど私は…
「着替えるどころじゃ…」
「クスクス…ですよね…」
楽しそうに微笑むヤナセが珍しく無邪気に見えて、釣られて笑ってしまう。
「もう…本当にヤナセさんは…」
この人に敵う人は居ない様な気がする。
「クス…お店には、私から連絡しておきます…マスターも心配されているかと…」
「はい…何から何まで本当に有難うございます…」
ヤナセは人差し指を口に当てて
「じゃぁ、これで私は帰るわね」
「は、はいっ!」
最後にホズミ姉さん張りのお姉言葉で、ヘーゼルを片方をパッチン!と閉じて、美しいウィンクを残して部屋を去っていった。
ヤナセ…実は男色だったの…
って、訳ないか!
きっと旦那の気を逸らさせるのに、あえて男好きな演技をしてくれたんだろうけど…
あんなに旦那が真っ赤に焦った姿を見たのは正直初めてで、少し笑えてしまった。
「俺はそんな趣味ない!」
旦那は後退りしながら
「琴海っ!お客様に帰って貰いなさいっ!」
必死で一言怒鳴ると、自分の部屋にいそいそと入ってしまった。
ヤナセは何もなかった様に涼しい顔をして、こっちを振り向きいつもの麗しの貴公子スマイルで
「おや?琴海様…まだお着替えされてませんでしたか?」
旦那に聞こえない様に小声で言ってきた。
旦那の事より、パジャマですか!?
ヤナセは流石の余裕だけど私は…
「着替えるどころじゃ…」
「クスクス…ですよね…」
楽しそうに微笑むヤナセが珍しく無邪気に見えて、釣られて笑ってしまう。
「もう…本当にヤナセさんは…」
この人に敵う人は居ない様な気がする。
「クス…お店には、私から連絡しておきます…マスターも心配されているかと…」
「はい…何から何まで本当に有難うございます…」
ヤナセは人差し指を口に当てて
「じゃぁ、これで私は帰るわね」
「は、はいっ!」
最後にホズミ姉さん張りのお姉言葉で、ヘーゼルを片方をパッチン!と閉じて、美しいウィンクを残して部屋を去っていった。