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第23章 M Lesson ８回目

うっ！でも姉さんなら、似合うかも！！
私は…無理だなぁ〜。

「チワワちゃんは処理するならどんな形がいいかしら」

どうやら姉さんの中で話しが進み始めている様だ。

「えっ！私は…普通に…」

「そうね〜流石にチワワの形は厳しいものね〜」

手を頬に当てて目線を上に向けて、ホズミは真剣に考えている。

姉さん…本気だ…。

「ホズミ…さん…取り敢えず…初心者向けで…いきなりキバ…高度なのも後あと手入れが大変そうなんで…」

ホズミは一旦、ジッと私を見て

「まっ！そうよね〜！今回は一般的な処理にしましょうか！」

何とかすり抜けられたが、うっかり『奇抜』と言ってしまう所だったわ…。

「それと…体位はね…今日は無理せず出来ても二つくらいにしときましょうかね〜」

「うん…有難う…」

前は一個でも多くと焦ったが…
今は無理せずに講師に任せてやって行こうと思えた。

ホズミは腰に手を当てて、もう片方の手は人差し指を左右に揺らし

「じゃぁ〜！チワワちゃん、レッツレッスンよ〜！」

満面の笑顔を振り捲くと、またほのかに薔薇の香りが漂う。

「は、はいっ！」

今回も予測不可能なレッスンが始まった。