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ラブカルチャースクール 2
第23章 M Lesson 8回目
「有難う…落ち着いてきたから大丈夫だと思う…」

ホズミだって特別講師だ…
きっと前回のまでの申し送りを読んで、色々と察してくれてるんだろう…

それに…

「ホズミさん…ヤナセやワタリから何か聞いてる?」

直接何か聞いているかもしれない…

姉さんだから、気構えなく聞いてみると

「う〜ん?何かあったの〜?」

肩越しにホズミは優しく微笑んで、顔を覗き込んでくる。

「申し送り…何か書いてあっただろうから…前回の48手出来なくて…」

本当は一手は課題として、経験しないといけない…
でも前回はワタリの配慮で、イレギュラーレッスンになった…。

思い出すと有難さと申し訳なさで、少し俯き加減になると、巻き付くホズミの腕がキュッと締め付けてきて

「ふふふ…琴海ちゃんだから特別に教えてあげるわね…」

頬を優しく摺り寄せた。

ドッキン!

「は、はい!」

教えてくれるって…なんだろう?

「レッスン担当になるのはコンピュータが決めるのは知ってるわよね…」

「はい…」

「講師にレッスン予定が伝えられるのは、レッスン2日前なの…」

「はい…」

当日ではないのは、講師の準備の良さから何となく察していたが…
2日前に聞いて、色々と段取ってくれていたんだ。

講師の裏事情にドキドキと気持ちが高なってきた。


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