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第23章 M Lesson ８回目

「大丈夫よ！その時は私が責任持って対処するから〜！」

「え…あっ！はいっ！」

かぶれの心配じゃなかったんだけどな…。

「取り敢えず直接やり取りは出来ないけど、店長の所で会ったら何気に聞いてくれれば大丈夫よ〜！」

タシタシと頭を撫で続けてくれる、ホズミの手は本当に優しい。

心地良くて目を瞑って、顔を埋める。

ワタリの逞しい腕も…
ヤナセの繊細な手も…
セイジの温かい胸も…

他の講師たちも…皆…

『優しい』

姉さんに頭を預けながら

「今日は色々と勉強になりました…有難うございます…」

「あら〜本当に！良かったわ〜！」

今日は習った大事な事…

それは『思いやりの心』だ…。

テクニックも技術も努力も…

ラブカル講師陣が凄いのは、そこに生徒の『幸せ』を願っているのが伝わってくる…。

トックン…

そう思った瞬間…

何かがハマった感覚が胸に落ちた。

「あ…」

「ん〜？どうしたの？」

もしかして…『宿題』の答えって…。

身体を離してホズミの顔を見上げると…
長い睫毛がビスクドールの瞳を優しく縁取る。

「ううん…また今度で…」

宿題の答えは…

次にホズミ姉さんに会った時…
伝えようと思った。