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第24章 Lesson 健康診断

「ですよ…ね…」

ヤナセは苦笑いを浮かべ…

「昔からふざけて変なあだ名を付けてくるんですよ…涼雅…初対面の方に失礼だろ…」

「リョウガ…」

いつになく冷たい声で、ヤナセにそう呼ばれた人物はニヤニヤしながら　

「懐かしいだろ〜」

頭を傾けからかうみたいにヤナセの顔を覗き込んできた。

ドックン！

なんだろ…これ以上この人…

リョウガと話さない方がいい気がする。

でも…

絵面が綺麗で見とれてしまう〜！

こないだの旦那とより絵的に萌える！

そん腐女子な私の横でヤナセは涼しい顔を見せて

「悪いが…懐かしくもないし…お前にも用はない…」

ザクッ！　

ひゃっ！
こんなコールドなヤナセ初めて見た！

「ふ〜ん…相変わらずつれないよな〜てか、いつまでも逃げないで早く腹くくれよ！尻拭いさせられんの俺なんだからな！」

リョウガは意味深な言葉を投げつけ、胸ポケットから名刺を取り出して、ヤナセの胸に押し付け

「俺のシークレットアドレス！連絡待ってんよ〜」

「……」

ヤナセは無言で名刺を取ると

「あっ！良かったら君もどうぞ〜！」

「へっ！私は…」

要らないと言う前に、あっという間に手に持たされてしまった。