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悪癖とトラウマ
第8章 一難去ってまた一難
大きく広い駅から出てショッピングモールがある方へ歩き出す。
「で、弥誌は何買いたいんだっけ?」
顔を覗きながら雛拓がたずねてくる。
「…」
こいつといるのは疲れる。
嫌悪感こそ無いものの、テンションについていけない。
「おーい?」
訊いても答えない僕を怪訝に思ったのか雛拓が顔を覗いてきた。
「どうした?」とでも言いた気に。
「いや…何でもない。」
「そう?無理はするなよ?」
「うん。」
「で、何を買いに行きたいん?」
どうしようか。
素直に言ってしまおうか。
「…おーい?」
でもまあ、
手伝ってもらうのも悪い気はしない。
雛拓の方がセンスがいいかもしれないし。
「…服。」
「え?」
「服だよ。」
「へぇ…」
雛拓は驚いたような顔で僕を見てくる。
「何?変?」
「いや、今の時点でも可愛いけど……」
「は?」
「いや、普段あんまり服とか気にしなさそうなのになーって。」
そりゃあそうだ。
僕だって始めて気にしたから。
「…でも、俺に手伝える事があったら手伝うよ!」
「で、弥誌は何買いたいんだっけ?」
顔を覗きながら雛拓がたずねてくる。
「…」
こいつといるのは疲れる。
嫌悪感こそ無いものの、テンションについていけない。
「おーい?」
訊いても答えない僕を怪訝に思ったのか雛拓が顔を覗いてきた。
「どうした?」とでも言いた気に。
「いや…何でもない。」
「そう?無理はするなよ?」
「うん。」
「で、何を買いに行きたいん?」
どうしようか。
素直に言ってしまおうか。
「…おーい?」
でもまあ、
手伝ってもらうのも悪い気はしない。
雛拓の方がセンスがいいかもしれないし。
「…服。」
「え?」
「服だよ。」
「へぇ…」
雛拓は驚いたような顔で僕を見てくる。
「何?変?」
「いや、今の時点でも可愛いけど……」
「は?」
「いや、普段あんまり服とか気にしなさそうなのになーって。」
そりゃあそうだ。
僕だって始めて気にしたから。
「…でも、俺に手伝える事があったら手伝うよ!」