この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ドラゴンの潜む山
第1章 ドラゴンの潜む山

 そして、その日の放課後。ホームルームを終えて廊下に出ると、美桜のクラスはすでに終礼が終わっていた。一学年が一クラスしかないため、学年ごとに階が別れている、ということもない。一年一組、二年一組、三年一組、のクラスは隣同士で、二階にある。

「だから、日曜は山に行くんだって!」

 トイレに寄ってクラスに戻ろうとすると、突然の大声が響いた。振り向くと、一年のクラスのドアの前にカバンを持った美桜の姿がある。
 同じクラスの佐山《さやま》という女生徒が、美桜の正面に立っていた。

「山? なんで?」
「日曜晴れの予報なの! だからドラゴンを探しに行くんだよ!」
「でも、花井先生が今月で……」
「日曜はダメ、ダメなものはダメ! 寒くなったら行けなくなっちゃうんだよ、今年最後のチャンスかもしれないの!」

 美桜は女生徒の言葉を遮り、地団駄を踏んだ。
 一歩も折れる気はないらしい。
 佐山は小さく嘆息し、諦めたように口を開いた。

「そっか、ごめんね、しつこく誘って」

 美桜は何も答えずに、肩を怒らせたまま早足に廊下を去っていく。帰ったようだ。
 穂乃果は美桜のことも気になったが、今の状況も同じくらい気になっていた。
 二学年下の一年生の佐山。彼女は一体何に美桜を誘ったのだろう。
 自分がしゃしゃり出てあれこれ詮索するのも気が引けて、穂乃果はその場でさりげなく聞き耳を立てた。
/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ