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如月茜(きさらぎ あかね)
第8章 学校体育教官室の隅の狂気の子猫
( 目の前で潤んだ瞳を向けてくるこの「妖精天使(1年・優等生)」の個人授業の誘いを、俺の体育教師として無視していいのか……!? )
(いや、ダメだ、教員免許が危ない、でも、でも……あああぁぁっ!)
美咲は笑みを浮かべる。
(すごい……。私、本当に大人になっちゃったんだ……。茜さんの教えのとおりに、大人をこんなに簡単に狂わせることができる……)
恐怖は完全に消え失せ、美咲は自らのなかに目覚めた淫靡な快楽の波に酔いしれながら、さらに教師を深くへと翻弄していくのだった。
「先生♪これから2人ルール言うね♪」
「いち、絶対これからのことは2人の秘密、口外なし」
「にっ、絶対お互いの身体は触っちゃダメ」
「さんっ、後は自由に何でも大丈夫、でも美咲は恥ずかしいからダメって言うかも」
(『その二、お互いの身体は触っちゃダメ』……って、おい!)
( それをわざわざルールとして明文化するってことは、「それ以外の危険な領域には踏み込む気満々です」っていう宣戦布告じゃねぇか!)
( 触らない代わりに精神的に全方位からサンドバッグにされる未来しか見えねぇよ!)
(『その三、後は自由に何でも大丈夫、でも美咲は恥ずかしいからダメって言うかも』……!! )
(なんだその、少女漫画のヒロインめいた高度なツンデレのコンボは――っ!!)
( 自由裁量に見せかけた、実質的な「お前の理性でどうにか耐えてみろゲーム」じゃねぇか!)
体育教官室の冷ややかな空気が、美咲の予想外すぎる連投言葉によって、一瞬にして高温サウナ化してゆく方向へ塗り替えられた。
それでも美咲の口撃は止まない。
「……奥さん、いるの?」
突然のプライベートな質問に、体育教師は思わず面食らった。
「い、いるよ……」
「奥さんって、いくつ?」
「……56歳だが……」
「へえ、先生も56歳なの?」
「いや、俺は51だ! なんだ、その年齢確認は!」
「じゃあ年上の奥さんなんだ?」
「……まあ、お前には関係ないだろ、一体なんの話しだ、一体……」
「いやいや、素敵だなと思って」
「おい……」
(いや、ダメだ、教員免許が危ない、でも、でも……あああぁぁっ!)
美咲は笑みを浮かべる。
(すごい……。私、本当に大人になっちゃったんだ……。茜さんの教えのとおりに、大人をこんなに簡単に狂わせることができる……)
恐怖は完全に消え失せ、美咲は自らのなかに目覚めた淫靡な快楽の波に酔いしれながら、さらに教師を深くへと翻弄していくのだった。
「先生♪これから2人ルール言うね♪」
「いち、絶対これからのことは2人の秘密、口外なし」
「にっ、絶対お互いの身体は触っちゃダメ」
「さんっ、後は自由に何でも大丈夫、でも美咲は恥ずかしいからダメって言うかも」
(『その二、お互いの身体は触っちゃダメ』……って、おい!)
( それをわざわざルールとして明文化するってことは、「それ以外の危険な領域には踏み込む気満々です」っていう宣戦布告じゃねぇか!)
( 触らない代わりに精神的に全方位からサンドバッグにされる未来しか見えねぇよ!)
(『その三、後は自由に何でも大丈夫、でも美咲は恥ずかしいからダメって言うかも』……!! )
(なんだその、少女漫画のヒロインめいた高度なツンデレのコンボは――っ!!)
( 自由裁量に見せかけた、実質的な「お前の理性でどうにか耐えてみろゲーム」じゃねぇか!)
体育教官室の冷ややかな空気が、美咲の予想外すぎる連投言葉によって、一瞬にして高温サウナ化してゆく方向へ塗り替えられた。
それでも美咲の口撃は止まない。
「……奥さん、いるの?」
突然のプライベートな質問に、体育教師は思わず面食らった。
「い、いるよ……」
「奥さんって、いくつ?」
「……56歳だが……」
「へえ、先生も56歳なの?」
「いや、俺は51だ! なんだ、その年齢確認は!」
「じゃあ年上の奥さんなんだ?」
「……まあ、お前には関係ないだろ、一体なんの話しだ、一体……」
「いやいや、素敵だなと思って」
「おい……」

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