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如月茜(きさらぎ あかね)
第8章 学校体育教官室の隅の狂気の子猫
そのギリギリの背中を見て、教師のなかで何か別の焦りがバチバチと音を立てて弾けた。
「……おい」
背後から、すがるような、教師の絞り出すような声が飛んできた。
「本当に、誰にも言わないのか……?」
(俺はこいつの背中を、まるで大好きなアイドルを見つめるファンのような切なさと焦燥感で引き止めちまってるじゃねぇか!)
美咲は、フフッと悪戯っぽく口元を緩めながら、ちらっと肩越しに振り返った。
「もう……先生、しつこいなあ。おじさんって、そういうとこしつこいから嫌いなんだよね」
(なんだ今のコンボ攻撃は! さっきまで「妖精天使」だの「子猫ちゃん」だのと思って油断させておいて、帰り際に「おじさんってそういうとこしつこいから嫌い」って、)
「ちょっ、ちょっと待て、待ってくれって……!」
慌てて椅子から立ち上がり、情けない声を漏らす教師の姿を見て、美咲は満足そうにクルリと体を正面に向き直った。
その顔には、すっかり大人の男を手玉に取ったような、あざとくも鮮やかな笑みが浮かんでいた。
「もう……先生って、本当に子供なんだから」
(誰か、誰か!俺にこの『ひとけのないの教官室サバイバルゲーム』の攻略本を早くくれぇぇぇ――っ!!)
教官室の張り詰めた空気の中、美咲はさらに一歩、教師との距離を詰めた。
美咲は落ち着いたトーンで、いかにこの状況が安全で、リスクのないものであるかを語り始めた。
「私はただ、先生のアソコを見せてもらいたいだけ。」
「……で、それだけじゃ先生も不公平で嫌でしょ? 」
「だから、私からも――私の貴重な13歳の『身体』を、特別に先生に見せてあげるって言ってるの」
教師はゴクリと喉を鳴らした。
言葉の端々に散りばめられた比喩と、少女が醸し出す得体の知れない色気に、51歳の脳みそは完全にフリーズしかけていた。
「これってね、仮に外に漏れたら、先生はもちろん、私にとっても何のメリットもないどころか大問題でしょ? 」
「そうでしょ、先生。だから、死んでも誰にも言わない約束だよ。」
「……おい」
背後から、すがるような、教師の絞り出すような声が飛んできた。
「本当に、誰にも言わないのか……?」
(俺はこいつの背中を、まるで大好きなアイドルを見つめるファンのような切なさと焦燥感で引き止めちまってるじゃねぇか!)
美咲は、フフッと悪戯っぽく口元を緩めながら、ちらっと肩越しに振り返った。
「もう……先生、しつこいなあ。おじさんって、そういうとこしつこいから嫌いなんだよね」
(なんだ今のコンボ攻撃は! さっきまで「妖精天使」だの「子猫ちゃん」だのと思って油断させておいて、帰り際に「おじさんってそういうとこしつこいから嫌い」って、)
「ちょっ、ちょっと待て、待ってくれって……!」
慌てて椅子から立ち上がり、情けない声を漏らす教師の姿を見て、美咲は満足そうにクルリと体を正面に向き直った。
その顔には、すっかり大人の男を手玉に取ったような、あざとくも鮮やかな笑みが浮かんでいた。
「もう……先生って、本当に子供なんだから」
(誰か、誰か!俺にこの『ひとけのないの教官室サバイバルゲーム』の攻略本を早くくれぇぇぇ――っ!!)
教官室の張り詰めた空気の中、美咲はさらに一歩、教師との距離を詰めた。
美咲は落ち着いたトーンで、いかにこの状況が安全で、リスクのないものであるかを語り始めた。
「私はただ、先生のアソコを見せてもらいたいだけ。」
「……で、それだけじゃ先生も不公平で嫌でしょ? 」
「だから、私からも――私の貴重な13歳の『身体』を、特別に先生に見せてあげるって言ってるの」
教師はゴクリと喉を鳴らした。
言葉の端々に散りばめられた比喩と、少女が醸し出す得体の知れない色気に、51歳の脳みそは完全にフリーズしかけていた。
「これってね、仮に外に漏れたら、先生はもちろん、私にとっても何のメリットもないどころか大問題でしょ? 」
「そうでしょ、先生。だから、死んでも誰にも言わない約束だよ。」

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