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月曜日の処方箋
第3章 内診台の上で
診察室のドアを開けた先にあったのは、カーテンで仕切られた内診室だった。
部屋の中央には、独特な形をした、見慣れない巨大な医療用の椅子が鎮座している。
「ここでスカートとショーツを脱いでね。準備ができたら、私に声をかけて。それからゆっくり椅子に座りましょう」
看護師はカーテンの端を開けたまま、背を向けて少し離れた位置で待機してくれた。
震える手でスカートのボタンを外し、ゆっくりと下ろした。続いて、温もりの残るショーツを脱ぎ去る。
膝を抱えたいほどの心細さに耐えながら、陽菜は用意された内診台へと歩み寄った。
冷たい金属とレザーの感触に足がすくみそうになりながらも、指示された通りに震える声でカーテンの外へ呼びかけた。
「……で、できました……」
その声を聞き取ると、すぐに先ほどの看護師が穏やかな笑みを浮かべながらカーテンをくぐって入ってきた。
「それじゃあ両側の足台に足を乗せて、お尻をグッと台の端まで前にずらしてね」
陽菜は羞恥心で赤くなった顔を両手で覆いたい衝動と戦いながら、促されるままに足を広げ、専用のステップに足を乗せた。
お尻を前に滑らせると、下半身のすべてが完全に開放されたような、耐え難い無防備な姿勢が強制される。
「今から足が動かないように軽く固定するからね。」
カチッ、とマジックテープやバックルが留まる音が響き、陽菜の両太ももが優しく、しかししっかりと固定される。
自分で脚を閉じることができなくなったその拘束感が、さらなる恐怖と現実感を植え付けた。
「じゃあ、カーテンを引くね」
シュルシュルと音を立てて、上半身と下半身を遮る青いカーテンが引き上げられる。
視界が遮られたことで顔は見えなくなったものの、その分、これから自分の下半身で何が行われるのかという想像がかえって膨らみ、陽菜の呼吸は荒く浅くなっていた。
「もう少しだけ頑張ろうね。……それじゃあ、自動で少し脚を開くね」
内診台のモーターが静かにうなりを上げ、陽菜の固定された両脚が機械の力でさらに大きく、左右へと広げられていく。
隠しようのない姿を完全に晒された陽菜は、頭真っ白になりながら、診察台の上で手すりをぎゅっと握りしめて小さく震えることしかできなかった。
「お待たせしました。それじゃあ、診察を始めるね」
カーテンの向こう側から、加藤の落ち着いた、静かな声が響く。

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