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ヒミツのカルテ
第1章 咲希(32)不感症?
約束の二日後。
前回の温かな余韻と、消えかけていた恐怖が再び顔を出す前にと、咲希は少し早足でクリニックの扉を叩いていた。
出迎えてくれた川島医師の穏やかな笑顔に迎えられ、咲希は前回と同様にガウンへと着替えた。
いつもの丸椅子ではなく、奥のベッドへと直接案内される。
「さあ、こちらにお掛けくださいね」
促されるまま、ふかふかとしたベッドの縁に腰掛ける。
「今日は、少し視点を変えて進めていきましょうか」
川島がそう言って手を伸ばすと、ガウンの上から咲希の胸へとゆっくりと手を当てた。
「――っ……!」
いつものように背後からではなく、真正面から見つめられながら胸に触れられる。
咲希がどんなに恥ずかしい表情をしているのかが、川島に見透かされてしまう距離だった。
前回までの「見えない安心感」が消え去り、むき出しの羞恥心が全身を駆け巡る。
あたたかな手のひらが敏感になった乳頭を捉え、ねっとりと指の腹で転がし始めた瞬間、咲希はたまらず両手で自分の顔を覆い隠した。
「はっ……ん、あっ……! あの、恥ずかしすぎます……っ!」
指先の快感に身体がピクンと跳ねるのと同時に、真っ赤に染まった顔を隠しながら、咲希はか細く震える声を絞り出す。
「うん、恥ずかしいよね……。無理に目を開けていなくていいですからね。……目を瞑って、身体の感覚だけに集中してみましょうか」
その優しい言葉に促されるように、咲希はそっと震える瞼を固く閉じた。
視界が暗くなったことで、視線というプレッシャーは消え去る。
代わりに、目の前にある手のひらの温もりや、指先が触れる摩擦の感覚が、より一層鮮明に脳内に直接響き渡るようになった。
「んっ……あっ、はぁ……っ」
閉じた瞼の裏側で、敏感になった乳頭を指の腹で転がされるたびに、咲希の口からは先ほどよりも甘く、切なげな声が自然と零れ落ちていく。
緊張でこわばっていた全身の力が、心地よい熱とともに少しずつフッと抜けていき、彼女の身体はだらりと川島の温もりに預けられていった。
その変化を敏感に察知した川島は、さらに一歩、施術のステップを進める。
かすかな衣擦れの音がして、咲希の肩からガウンがスルリと滑り落ち、完全に床へと脱ぎ捨てられた。
むき出しになった無防備な身体が、冷気と川島の熱に同時に包み込まれる。
「あっ……きゃっ……!」
前回の温かな余韻と、消えかけていた恐怖が再び顔を出す前にと、咲希は少し早足でクリニックの扉を叩いていた。
出迎えてくれた川島医師の穏やかな笑顔に迎えられ、咲希は前回と同様にガウンへと着替えた。
いつもの丸椅子ではなく、奥のベッドへと直接案内される。
「さあ、こちらにお掛けくださいね」
促されるまま、ふかふかとしたベッドの縁に腰掛ける。
「今日は、少し視点を変えて進めていきましょうか」
川島がそう言って手を伸ばすと、ガウンの上から咲希の胸へとゆっくりと手を当てた。
「――っ……!」
いつものように背後からではなく、真正面から見つめられながら胸に触れられる。
咲希がどんなに恥ずかしい表情をしているのかが、川島に見透かされてしまう距離だった。
前回までの「見えない安心感」が消え去り、むき出しの羞恥心が全身を駆け巡る。
あたたかな手のひらが敏感になった乳頭を捉え、ねっとりと指の腹で転がし始めた瞬間、咲希はたまらず両手で自分の顔を覆い隠した。
「はっ……ん、あっ……! あの、恥ずかしすぎます……っ!」
指先の快感に身体がピクンと跳ねるのと同時に、真っ赤に染まった顔を隠しながら、咲希はか細く震える声を絞り出す。
「うん、恥ずかしいよね……。無理に目を開けていなくていいですからね。……目を瞑って、身体の感覚だけに集中してみましょうか」
その優しい言葉に促されるように、咲希はそっと震える瞼を固く閉じた。
視界が暗くなったことで、視線というプレッシャーは消え去る。
代わりに、目の前にある手のひらの温もりや、指先が触れる摩擦の感覚が、より一層鮮明に脳内に直接響き渡るようになった。
「んっ……あっ、はぁ……っ」
閉じた瞼の裏側で、敏感になった乳頭を指の腹で転がされるたびに、咲希の口からは先ほどよりも甘く、切なげな声が自然と零れ落ちていく。
緊張でこわばっていた全身の力が、心地よい熱とともに少しずつフッと抜けていき、彼女の身体はだらりと川島の温もりに預けられていった。
その変化を敏感に察知した川島は、さらに一歩、施術のステップを進める。
かすかな衣擦れの音がして、咲希の肩からガウンがスルリと滑り落ち、完全に床へと脱ぎ捨てられた。
むき出しになった無防備な身体が、冷気と川島の熱に同時に包み込まれる。
「あっ……きゃっ……!」

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