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第5章 <お酒のちから>

『ホテル行く！』

「どこのホテル行くんですか？」

『そこらへんのラブホ！』

「一人で行って下さいね。」

『一人じゃ行けない！』

「じゃぁ、大人しく帰りましょう？」

『やだ！泊まってく！
なんもしないから！一緒に寝て！』

(これじゃいつまでたっても、らちが明かない…。)

「そおいうのは、困ります。
なんもしない保証なんてないじゃないですか。
それに、あたし彼氏いますし。」

『…なんかしたら殴って良いから！』

(そおいう問題なの？！)