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おじさんとお子ちゃま
第6章 <曖昧な態度>
電話が切れたあと、かずきは益々イライラしているようだった。
『本当に行くんだ。』
「かずきが行けって言ったんじゃない…。」
『あっそ。』
「…ごめんなさい。」
私は夕飯の準備を急いで終わらせ、出掛ける為に身仕度をする。
かずきは無言のままテレビを見ていた。
「そろそろ来ると思うから…行くね。」
家を出るときかずきに恐る恐る声をかけた。
『昨日飲みに行った上司って男だったんだね。』
「うん…。黙っててごめん。」
『俺より上司をとるの?』
「そおいう訳じゃない…。」
『じゃあ、行けって言われたぐらいで本当に行くことないじゃん!』
ドン!…
私の視界が突然歪んだ。
『本当に行くんだ。』
「かずきが行けって言ったんじゃない…。」
『あっそ。』
「…ごめんなさい。」
私は夕飯の準備を急いで終わらせ、出掛ける為に身仕度をする。
かずきは無言のままテレビを見ていた。
「そろそろ来ると思うから…行くね。」
家を出るときかずきに恐る恐る声をかけた。
『昨日飲みに行った上司って男だったんだね。』
「うん…。黙っててごめん。」
『俺より上司をとるの?』
「そおいう訳じゃない…。」
『じゃあ、行けって言われたぐらいで本当に行くことないじゃん!』
ドン!…
私の視界が突然歪んだ。