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おじさんとお子ちゃま
第9章 <板挟み>
社長も恭平さんもキョトンとしていた。

『いいんだね?』

社長からの最終確認。

「はい、私が辞めます。」

恭平さんは平社員じゃなくて一応役職がついてるし、社長がお気に入りの社員だから私が辞めるしかないって最初から分かってた。

(この会社…すきだったんだけど…仕方ないか…。)

この日から1ヶ月後に私は太陽自動車を退職することに決まった。

普通なら辞めるだけで済むんだろうけど、ブラック企業に近い太陽自動車は…ただで辞めれるような会社ではなかった。
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