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第2章 <採用>

「もしもし！」

『野原さんの携帯電話でしょうか？』

「はっはい！」

『私、太陽自動車の田所と申します。
先日は面接お疲れ様でした。』

「こっこちらこそ、ありがとうございました！」

『それでなんですが、今回こちらで話し合ったところ…野原さんを採用ということでお電話しました。』

「ほっほんとですか？！ありがとうございます！」

『いつから出社できますか？』

………

(夢のOL…キターーーーー！)

田所さんと一通り出勤日について話し電話を終え、私は夢の仕事の採用にカラオケルームの前で一人ガッツポーズをして興奮していた。