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第2章 <採用>

デスクのパソコン越しに、前方の香りのする方を見てみると…

なんと、田所課長が香水を着けていた！

(オールバックでガッチリ固めた髪に、いかつい顔してるのに…こんな爽やかな香りの香水着けるだなんて…意外すぎる！)

「田所課長の香水凄くいい香りですねぇ…。」

っと私は思わず田所課長に話しかけてしまった。

田所課長はよほどの香水好きなのか、
『野原さんにはこの香水の良さが分かるのか!!』

っと、田所課長のいかつい顔が歓喜の表情になって…香水に対する思いを熱く語っていた。

それから田所課長とは、ちょっとずつ話をできるようになった。