この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
おじさんとお子ちゃま
第2章 <採用>
夕方になると来客も電話も少なく、事務所内はデスクに向かって仕事をする従業員達が多かった。
(そろそろ定時の5時半か…。)
私は書類の整理をのんびりしながら、時計を眺め仕事を終える時間を待ちわびていた。
だけど、5時半になっても事務所の人達は誰一人帰ろうとしない。
それどころか、夕飯をコンビニで買ってきて食べてる人もいた。
『あ、野原さん書類の整理にキリついたら帰っていいよ。』
帰るタイミングが分からなくて挙動不審にしてた私に、田所課長が右手にメロンパンを持ちながら話しかけてきた。
「皆さん…帰らないんですか?」
『俺はまだまだ帰れないかな。
昨日も日付変わるまで仕事してたし。』
(え…?
もしかして、所謂ブラック企業ってやつ?!)
(そろそろ定時の5時半か…。)
私は書類の整理をのんびりしながら、時計を眺め仕事を終える時間を待ちわびていた。
だけど、5時半になっても事務所の人達は誰一人帰ろうとしない。
それどころか、夕飯をコンビニで買ってきて食べてる人もいた。
『あ、野原さん書類の整理にキリついたら帰っていいよ。』
帰るタイミングが分からなくて挙動不審にしてた私に、田所課長が右手にメロンパンを持ちながら話しかけてきた。
「皆さん…帰らないんですか?」
『俺はまだまだ帰れないかな。
昨日も日付変わるまで仕事してたし。』
(え…?
もしかして、所謂ブラック企業ってやつ?!)