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第3章 <男と仕事>

私はピザを食べ終えるとシャワーに入り、一通り身支度をすると布団を一組敷く。
かずきはずっとテレビに見いっていた。

「あたし先に寝るから。」

冷たくそう言って私が布団に入ると、慌ててかずきが布団に入ってきた。

『俺も一緒に寝るー！』

(シャワーも歯磨きもしてないのに…また、そのまま寝る気なのね…。)

かずきは面倒臭がりだから、歯磨きをしないで寝ることがしょっちゅうだった。
そのせいか、たまに口臭がキツくて…何度か注意したことがある。

かずきは私と同じ布団に入ると、私に抱きついてきた。

(今日もか…。)