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おじさんとお子ちゃま
第5章 <お酒のちから>
『そっかぁ…。』
どこか寂しそうな声を出した田所課長は、夜景から目を離すことなく私と会話をした。
『俺さ、離婚したって言ったじゃん?
本当今でも納得できない離婚の仕方でさー…。』
突然、田所課長は自分の話を始めた。
『夕飯なんてなくて、お金だけテーブルの上に置いてある時もあったし…。
通帳から勝手に金はなくなってるし…。
挙げ句のはてには…DVしてるとか言いがかりつけられるしさぁ…。
本当意味分かんないよな!』
「そうだったんですか…。」
(確かに…見た目がいかついからDVしてそうにも見えるけど…。)
カラオケBOXにいる間、結局1曲も歌わずにずっと田所課長の愚痴を聞いていた。
どこか寂しそうな声を出した田所課長は、夜景から目を離すことなく私と会話をした。
『俺さ、離婚したって言ったじゃん?
本当今でも納得できない離婚の仕方でさー…。』
突然、田所課長は自分の話を始めた。
『夕飯なんてなくて、お金だけテーブルの上に置いてある時もあったし…。
通帳から勝手に金はなくなってるし…。
挙げ句のはてには…DVしてるとか言いがかりつけられるしさぁ…。
本当意味分かんないよな!』
「そうだったんですか…。」
(確かに…見た目がいかついからDVしてそうにも見えるけど…。)
カラオケBOXにいる間、結局1曲も歌わずにずっと田所課長の愚痴を聞いていた。