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第4章 家庭忘却の女達

京都の女はあるWebゲームで知り合った。

子供が二人いて家庭には帰らないヤクザな旦那がいた。

専業主婦だった彼女は名を西郷由香といった。

歳は彼の5つ下。

不倫王とめぐり会い由香は総てが変わる。

借金ばかりの旦那に離婚届けを書かせ、住んでいたマンションも変え、車を購入し、生活保護を受けながら看護士の勉強をしに行く。

その総ての縁の下を彼が指南した。

彼女の生活を見かね、性格を活かせる生き方を。

努力家で学歴も高く子煩悩な彼女に足りないのは男運と見限りの判断位だった。

彼は月に一回程度しか京都には行けなかったがそこで由香を的確に導き出し、ヤクザな旦那との別れをまずは決断させた。

これには旦那も逆に有り難い様で、愛人宅に篭った。

由香はキレ気味だったが安静させ弁護士を紹介し、法的手続きを進めさせた。

家庭裁判所からの呼び出しにも応じない旦那は勿論、法的に離婚を認められ、愛人には慰謝料、旦那には養育費と慰謝料をそれぞれ払わせる判決をこぎつけた。


最初のうちは旦那も払っていたが予想通り支払いは滞りはじめる。

愛人の方の慰謝料を判例の倍額で再請求し、愛人の実家まで行き、親から更に倍を頂いた。愛人の親も困り果てたように項垂れていたが、子供の不始末は親の責任ということで仕方なし。