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第1章 プロポーズ

家に帰っても、返事をするかしないかでメチャメチャ迷い…


中々寝つけなかった。


結局、答えを出せず…寝不足の状態で出勤する。


仕事をしていても、考え込んでしまい仕事に集中が出来ない…。


「先輩！どうしたんですか？ぼーーっとしてぇ！」


声を掛けてきたのは、後輩の沢口　南…見た目はギャル！！

しかし、仕事は真面目で、可愛がっていた。


「南ーーー！急にプロポーズされたらどうする？」


「えーーー？先輩！彼氏居たんですかーーー？」


「声が大きい！後で、話すから！仕事しよう！」


仕事に集中してなかったのは私なのに…。

先輩面してしまった…。



お昼休憩に。私は南に一応聞いてみる事にした。



「えーーー！なんかロンチックー！！」


「どこが？？」


「その人！先輩の事、好きなんですよ！だからそんな事言ったに決まってる！」


どうしてそうなるわけ？話きいてた？困ってるみたいって言ったでしょ？？


「私も、彼氏にプロポーズされないかなぁ…」


南には彼氏が居るが…まだ付き合って2か月…若い子の考えは良く分かんない…。


ランチを終え、仕事に戻り・・就業の時間になった。


帰り支度をしている私に…


「先輩！どーするんですか？もう時間無いですよーー！」


分かってるよぉぉ。はぁ…憂鬱…。


「結果、聞かせて下さいねぇ…じゃぁ！お疲れ様でしたぁ！」


南は、ロッカーからさっさと帰ってしまい…私は一人・・喫煙所に入った。


「ふーーー。帰りたくないなぁ・・・」


タバコを立て続けに2本も吸ってしまい、

一気に吸いすぎたなぁ…。お腹空いてるし…気持ち悪い・・。


帰るか…。


会社から出て、重い足を引きずり帰宅した。