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第10章 元カノ登場！！

蓮サイド

部屋を出る時、七海は凄く不安そうな顔をしていた。


早目に帰ってやろうと思う。


エレベーターの中・・・。


「理子・・・俺たちは終わったんだよ」


「勝手に終わらせないでよ！！」


「お前から仕事を優先にしたいってメールよこしてきたんだろ？
　勝手な事言ってんのはそっちだろう」


理子と俺は数年前付き合ってた。


俺は、本気で好きだった。結婚も考えていた。


そろそろ、プロポーズしようと思ってた矢先、


理子からメールで


(仕事に集中したいからしばらく連絡とれない・・・勝手言ってごめんね
　待っててなんて言わないから)


と告げられた。


ここから一切メールにも電話にも出ない。


半年経った時、もう忘れようと決心をした。


「それに、お前待ってなくて良いってあの時そう言ったろ？」


「そう言ったけど、蓮は待っててくれるって信じてた」


「勝手な事言うな・・・」


店に突然来た時は正直、驚いた。


仕事を独立させた理子は色々と相談に乗ってほしいと言われ


何回か食事をしたが、今は恋愛感情は無い・・・。