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第14章 結ばれた夜

時計を見ると


１１時を回っていた。


蓮・・まだ起きないのかな・・。


そっと蓮の部屋のドアを開けて見ると蓮は寝ていた。


疲れてるんだね・・。ここ最近忙しかったし・・・。


しかし・・・私はすぐに異変に気付いた。


蓮の顔・・・赤くない？？


息も少し苦しそう・・・。


「蓮・・・蓮！！」


側に行くと蓮の額には汗がびっしょりだった。


手を額に置く・・。


「凄い熱・・・蓮・・大丈夫？蓮！！」


「んーー。七海？」


「大丈夫？」


蓮は体を辛そうに起こし


「ダルイ・・」


っと一言だけ言った。


「とりあえず、汗凄いから着替えなきゃ・・待ってて。今着替えと体温計持ってくるから」


私は、タオル、着替え、体温計を用意し再び蓮の部屋に戻った。


蓮は、体を起こしてるのがつらいのか横になってた。


「蓮・・・熱計って」


「うん」


辛そう・・・昨日は何とも無かったのに・・・。


ピピピッ！っと体温計が鳴り、私は蓮から受け取るとそこには


【38.8】っと映っている。


やだ・・・こんなに熱高いの？


「蓮・・・ちょっと辛いけど起きて・・・着替えよう」


私は蓮の着替えを手伝い何とか着替えをさせた。