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Try Marriage
第14章 結ばれた夜
体温計が鳴る少しの間


七海は、凄く心配そうな顔をして俺を見つめている。

やべ・・・今、物凄くキスしてぇ・・


でも、今は我慢だな、風邪移っちゃうもんな。



そして、体温計の電子音が鳴る。


「どう?」


「んー38.0!」


「下がって来てるね・・・良かった」


少し安心した表情を浮かべ、タオルを冷やしにキッチンへ行った。



何かスゲェありがたい。



少し体を起こしていると


「蓮!熱完全に下がって無いんだから!寝てて・・・」


「七海・・ここ来いよ」


俺は自分の横を指さし七海を呼んだ。


七海は素直にベッドに座った。


そっと七海の肩に頭を乗せると、安心感が溢れた。


「どうしたの?」


「頭痛い・・・」


俺の体を心配したのか七海は体を離そうとした。


俺は強く七海を抱きしめた。


「蓮・・・横にならなきゃ・・・どうしたの?」


「もう少しこのままで居させて」


俺、何かメチャメチャ子供みてぇ。でも、何かスゲェ安心する。



「蓮?どうした?風邪引いて心細くなっちゃった?」


「かもな・・・」


しかし・・・七海はすぐに体を離し横になれと言われ、俺は渋々横になった。


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