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第15章 ２人の母親

それを見た蓮は


「コイツで役に立ちました？」


はぁ失礼な！！！っという表情を蓮に見せると蓮は笑っていた。


「いつも、七海さんには助けてもらってるんですよ！」


「そうなんですね・・お前、結構やるじゃん！」


「どういう意味よ！！」


秋枝は私達を見て笑っていた。


そして、蓮にももう一度、旦那さんの話をし始めた。


蓮は秋枝の話を最後まで黙って聞いていた。


秋枝が話終えると


「んー。それは浮気じゃないよ！きっと新しい家族の為に仕事頑張ってるんじゃないかな
　男は家族とか、守る人が出来ると仕事頑張る生き物だからね！
　ってか、仕事しか頑張る所が無いのかも・・・俺も良く分かんないけど
　男は何も出来ないからね・・きっと俺も奥さんが妊娠したら、仕事メチャクチャ頑張ると
　思うよ！」


蓮はさっきと違って凄く真剣に答えていた。


誰の話も真面目に聞く蓮は全く昔のままだった。


「そういうもんなんですか？」


「そういうもんだよ！体の辛さとか分かってやりたいけど、どうしても分からないし
　だったら何が出来るって言ったら、仕事一生懸命すると思うよ
　それに、朝早くから浮気はしないよ！」


「私もそう思うよ！秋枝！！」


すると、秋枝の表情はぱっと明るくなった。


良かった！元気になったみたい！！


蓮！ありがとう！！