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第15章 ２人の母親

蓮は秋枝が帰りたい様子なのを察知し・・。


「秋枝ちゃん・・本当にごめんね・・ちょっと待ってて」


蓮は、キッチンへ向かい。ラップを持ってきた。


「これ、家で食べて・・」


「でも、悪いです・・」


「いいや、せっかく作ったし食べて欲しいんだ・・」


蓮はお皿にラップをし、私に渡した。


「持っててやれ・・」


「うん・・ありがとう」


私は秋枝と共に玄関に向かう。


「ここで良いよ・・何かごめんね」


秋枝が謝る事じゃない・・。


「大丈夫、玄関まで持ってくよ！それに・・私も・・」


私は少し小声になると、秋枝は


「分かった。じゃぁお願いしても良い？」

っと私の気持ちを察知してくれた。


秋枝の玄関の中に入り


「秋枝、本当にごめんね・・嫌な思いさせちゃって・・・」



「気にしないで！大丈夫だから！それより、七海さん大丈夫？
　あの人、羽田さんのお母さんでしょ？」


「うん・・・大丈夫・・・。お皿いつでも良いから！本当に蓮の料理美味しいから
　食べてみて！！本当にごめんね・・」


私は秋枝に謝罪をし、自分の部屋に戻った。


中に入ると・・空気は最悪・・・。